2月23日
もはやほぼ昼夜逆転してしまっている。
涼しくなる15時ぐらいから外に出ることが多い。
今日も夜ご飯はカレー。そろそろ日本食が恋しくなってくる。
野口は昨日、カクテル一杯で酔い潰れかけてしまった。
そのため、今日はお酒を控えて、ストロベリーラッシーを飲んでいた。
服装が昨日と同じことに気づいた人もいるとは思うが、あまり突っ込まないで欲しい。
バックパック の旅では荷物を減らさなければいけないため、持ってきているTシャツも2枚程しか無いのだ。
今日はScrew driverを飲んだ。
めっちゃ美味かった。
ゲストハウスに帰ってからはインド人と話したりして、過ごした。
南国、ゴアで何もしないで過ごすのはかなり贅沢で、心地良い。残り4日間しか無いが、ゴアでの生活を満喫しようと思う。
2月22日 ハッピーヒッピー
今日は俺の誕生日だ。いつも誕生日を迎える時は寒いはずなのに、今年の誕生日の気温は30度を超えていた。だから全く誕生日の実感が湧かない。
さらに言えば、19歳にもなると誕生日が来ても特に嬉しくない。ただ、自分の年齢に自分が値しないような気持ちが高まる。
そんなことを思いながら、昼飯を食べに行った。今日の昼飯はチキンビリヤニ。相変わらず美味かった。
日中は暑すぎるので、一旦ホテルに避難。
牛も暑そうにしている。
陽が落ちてからまた外に出た。ゴアでは18歳以上ならばお酒が飲める。
誕生日ということで、今日はお金を全く使わずに過ごした。村井さんあざす。
ホテルに戻るとスタッフのおじさんが檳榔(びんろう)を噛んでいた。檳榔は覚醒効果のある噛みタバコのようなものだ。『一袋全部噛むとハイになれるぜ』と言って、俺たちに勧めてきた。
迷った挙句、丁重にお断りした。おじさんはハイになっているのか、やたらヒンディー語で話しかけて来た。
酔った親戚のおじさんみたいで、ちょっとうざかった。
旅先で大麻や薬に手を出す人は多い。しかし、それによるトラブルも後を絶たない。薬のことで揉めて、殺された人もいるという。なるべく薬には手を出さない方が賢明だ。
2月21日 ゴアvol.4
やはり昼過ぎに起床。全員が起きた時にはもう14時だった。
今日は少しおしゃれなレストランでお昼ご飯兼夜ご飯を食べた。
49er'sというレストランだった。村井さん曰く、今までインドで食べたカレーの中で1番美味かったらしい。俺はそんなにガッツリ食べたくなかったのでパスタを頼んだ。
お腹が膨れた後はビーチで遊んだ。ゴアのビーチの砂はとてもきめ細かい。裸足で踏むと、とても心地良い。
海でインド人と一緒にはしゃいで遊んだ。
ビーチからの帰路で見かけた子犬。超かわいい。こんなに可愛い犬は今までインドで見たことがなかった。
ゴアの街は夜になると活気づく。日中は多くの観光客がビーチで遊んでいるためだ。
そんなゴアの街で俺と野口が買ったくだらない物を紹介したいと思う。
俺が買ったのは財布。
インドの500ルピー紙幣を模した財布。50ルピー(75円)で買った。
野口はレーザーポインターを450ルピー(675円程)で購入。めちゃくちゃ気に入っているらしい。
野口が着ているのはGoaで買ったTシャツ。いかにも観光客っぽい格好である。
もう朝早くに起きることは諦めた。明日からは夜のゴアの繁華街を堪能しようと思う。
2月20日 いんどでだらだら。
朝目覚めると既に昼の12時。結局15時ごろに昼飯兼夜飯を食べに行った。
インドではスライスした玉ねぎにレモン、塩をかけて食べることが多い。
これが意外にうまい。カレーの辛さを和らげてくれている気がする。
宿に帰ると、欧米人のおっさんがいたので話しかけてみた。どうやらグルジア(ジョージア)から来たみたい。ロシア嫌いだわ的なことを言ってた。
(グルジアはロシアと色々いざこざがある。)
そのおっさんはグルジア出身だけどヒンドゥー教徒らしい。『インドへ来たのは10回目だぜ。』って言ってた。
暗くなってからはゲストハウスのスタッフのインド人と一緒にカシューナッツを食べながら、だらだらした。ゴアはカシューナッツが有名らしい。実際めちゃくちゃ美味かった。
インド人のおっさんはインドのビール、Kingfisherを飲んでいた。
正直、今日はブログで書くような大したことをしていない。
強いて言えば、
道端でめちゃくちゃでかいウンコを見たぐらいである。
明らかに人のものではなかった。土嚢くらいのサイズだったので見た瞬間、笑ってしまった。
『明日こそ早起きしてビーチで遊ぼう。』とみんなで誓い合ったが、誰も目覚ましをかけない。
おそらく明日も昼過ぎに起きるだろう。
今日は短いけどここまで。
2月19日 ゴアvol.2 ザビエルとの対面
今日は朝早くに起きた。そこからゲストハウスをチェックアウトして、次の目的地であるデリーへの航空チケットを買いに行った。
今回はAir indiaの公式店舗でチケットを購入した。
民間の旅行代理店でも航空チケットは買うことが出来る。さらに、公式店舗よりも1500円程安く買うことが出来る。
だが、買ったはずのチケットが偽物だったりなどのトラブルが多数あると聞くので今回は公式店舗で買った。
安心代として1500円はそこまで高くないと思う。
そこからはローカルバスでフランシスコ・ザビエルの遺体が納められているボム・ジェズ教会に行った。
日本の小・中学生に『ハゲ』と馬鹿にされているこの方である。
ザビエルはただのハゲではなく、イエズス会創設メンバーの1人であり、日本に初めてキリスト教を伝え、さらには列聖されているすごい方なのである。
※ちなみに彼はハゲではない。これはトンスラと呼ばれるれっきとしたカトリック教会の修道士の髪型である。彼をハゲと馬鹿にすることは自分の無知を晒すようなものなのでやめておいた方が良い。
ザビエルの遺体は死後も腐敗しなかったと伝えられている。キリスト教において遺体が腐らないということは、その人が聖人であるという証になるらしい。
今はもうザビエルの遺体はミイラ化してしまっている。
実際にザビエルの遺体を見た時、テレビで見ている芸能人に直接会ったような感覚がした。ザビエルの場合、本当にその遺体がザビエルなのかは定かではないが。
ザビエルに別れを告げた後、Colva beachに向かった。ビーチはめちゃくちゃ綺麗だった。
街中はポイ捨てされたゴミやうんこで溢れているのに、砂浜にはゴミ一つない。(うんこはあったかも)
明日からはこのビーチで遊びつつ、ゆっくりと読書でもしながら過ごすつもりだ。
2月18日 汚い楽園ゴア
インドの寝台列車の寝心地は悪くない。しかし、となりのおじさんのいびきがうるさすぎて寝付けない。
携帯をいじろうとしたが、走っている場所が田舎すぎて電波が届いていなかった。
ぼーっとしてたら夜中の3時になってしまい、結局寝たのは3時半頃だった。
朝の9時半子供が泣いている声で起きた。電車は1時間半ほど遅延しているようだ。
10時半に着く予定だったが、結局目的地のMadgaonに着いたのは13時だった。
列車から降りた途端にムンバイとは比にならない程の暑さを感じる。なによりも日差しが強い。
だが、ムンバイほど都会でないので空気に臭いが無い。鼻から息を吸っても鼻の奥がツンとすることはない。
ゴアには多くのビーチがあるが、1日目はビーチがある地域とは少し離れた場所のゲストハウスに泊まることになった。なんと一泊300ルピー(450円)。
このゲストハウスに来るためにタクシーに乗ったのだが、運転手が物凄い運転をしていた。
普通の公道で100km/h出しやがる。さらには車線を無視して走る。対向車線で向かいから来る車と何度も衝突しそうになった。
ゴアは1961年までポルトガルの植民地だった。そのため欧米的な建物が多く見られたり、クリスチャンが多い。『インドにあってインドでない。』と言われることが多い。
Panaji church(パナジ教会)にも行った。中に入ってみた感想としては『涼しい。』に尽きる。クリスチャンでもないので、感動はしなかった。
それよりも久しぶりに食べたカルボナーラに感動した。
2月17日 ムンバイからゴアへ 〜体調不良〜
朝起きると体がだるい。体が少し熱く、喉に違和感を感じる。
泊まっているホテルの室温調節は難しい。エアコン、ファンを付けると寒すぎる。しかし、付けないと暑すぎて寝付けない。
安宿に泊まっていれば仕方のないことだ。そう自分に言い聞かせて日本から持ってきた風邪薬を飲み込んだ。
今夜はムンバイからゴアへと寝台列車で移動する。寝台列車はエアコンが効きすぎて寒い。今日の目標は防寒具の確保だ。
幸いにも寝台列車は23時に出発する。なので、ホテルをチェックした後は灼熱地獄を歩く必要もなく、スターバックスでゆっくりした。
インドでスパイスの効いていない料理を食べると、日頃日本で食べるよりも美味しく感じる。
チェリーチョコレートケーキ美味すぎ。
体を休めるため、スターバックスに6時間ほど滞在した。どデカイバックパックも持っていたのでかなり申し訳なかった。本当にごめんなさい。
日が完全に落ちてから、防寒具を買うために市場に出かけた。店の人との値下げのやり取りは旅行の醍醐味だと思う。
最初は500ルピー(750円)と言われていたスカーフを、粘りに粘って200ルピー(300円)で買った。
『750円でも良いじゃん。その値段で買いなよ。』と思う人もいるかもしれない。しかし、これは値段の問題ではないのだ。プライドの問題である。
日本人だからと言って、高い値段をふっかけられることが嫌なのだ。店主が怒らない程度に値切るべきである。
もし店主の言い値で買ってしまった場合、『日本人なら高い値段でも買うから思い切りぼったくってやれ』という考えられかねない。
自分の後にムンバイに来た外国人観光客が、ぼったくりの被害に遭うことがあるかもしれない。再度言うが、店員とトラブルを起こすほど値切るべきでない。しかし、多少は値切るべきだろう。
少し長くなってしまったので、話を戻す。
市場で各自必要なものを買い揃えてChatrapati shivaji maharaj terminals (チャトラパティ シヴァージ駅)へ。
↑はチャトラパティ・シヴァージ駅付近の様子。少し汚いディズニー的な感じ。
この駅には沢山のホームがある。なので、電光掲示板で自分の乗る列車がどのホームに来るか確認して、ホームへ向かう。
ゴアのMadgaon駅に向かう、我々の列車は18番ホームに来るようだ。
近くのインド人に自分たちが乗るべき列車はこのホームに来るのか確認した。めちゃくちゃ親切に教えてくれた。ありがとう。
寝台列車は定刻通りに出発。
中はこんな感じ。
明日の朝11時頃にはゴアに着く予定だ。
〜追記〜
ムンバイに住んでいたインド人の友達に聞いたところによると、我々が滞在していたKamathipuraという地区は売春街で、あまり治安が良いとは言えないらしい。
そういえば、集団リンチを受けている男性を見た気がするなぁ。